ツイッターで商店街 客集め(3月31日15面)
<記事の概要>
全国各地の商店街がネットサービス「ツイッター」を集客に生かし始めました。
具体的には、以下のとおりです。
・高円寺ルック商店街
店舗情報は個別にツイッターのIDを取得した16店が配信しています。
あるラーメン店では、ツイッター利用者限定で特製ラーメンを提供し、想定の2倍以上の50食を売り切りました。
・十条仲通り商店街
ツイッターでタイムセールの情報を発信。
・錦市場(京都市)
30店程度がツイッターでその日仕入れた商品や旬の食べ物などの情報を発信
・八戸市十三町商店街(青森県)
イベントや商店の「つぶやき」を1日約20件配信
<意見・解説・感想>
今回は商店街のツイッターでの集客に関する記事を取り上げました。
ツイッターで来街者を増やす試みであり、とても興味深いものがあります。
多くの若者は携帯電話を保有しており、若者を商店街の情報発信手段として有効と考えます。
さて、商店街は、競争激化の影響で厳しい状況が続いています。特に、空き店舗が目立つケースもあり、商店街対策はとても重要になります。
商店街活性化を考える上では、「ハード」、「ソフト」、「個店」が重要なキーワードになります。
「ハード」は、商店街の設備で、例えば駐輪場です。来街者が店の前にはみだして自転車を止めていたり、商店街の中をスピ−ドを出して走っていると歩行者にとって危険です。こうした危険を未然に防止する上で駐輪場対策が重要なケースもあります。
「ソフト」は、例えば、イベント(商店街セール等)、ポイントカード(スタンプカード)等があげられます。難しい面としては、例えば、商店街共通のポイントカードを実施しようとした場合、これに参加しない個店もあります。商店街の中には、チェーン店も多くあり、独自でポイントカード等を設けている場合もあるからです。このように統一的運用がとれないケースもあります。
「個店」は、やはり魅力ある店舗づくりです。商品の品ぞろえ、外装・内装、接客サービス等です。個店の努力が重要です。
このように、商店街には多くの課題があります。仮に、ツイッターで集客ができたとしても、そこから来街者を購買客へ結びつける仕掛けも大事です。また、仮に購買客となっても、それが一時的なものであれば、商店街振興の安定性にはつながりません。さらに購買客を固定客化させる仕組みも大事です。
商店街は、「まちのコミュニティ」を創出する場であり商店街の活性化はとても重要と考えます。是非、頑張っていただきたいと思います。
それでは、よい1日をお過ごしください。
**************************
人気blogランキング ←参加しています。応援クリックお願いします。
ブログランキング ブログ村←こちらも参加しています。応援クリックお願いします。
ラベル:ツイッター 客集め