本日から、いつもの「日経で経営・労務を学ん得」開設と並行してセミナーの概要解説をさせていただきます。
セミナー参加の有無に関わらず、お役にたてる情報だと思っております。
残業・メンタルヘルスにお悩みの方は、是非ご覧下さい。
動画解説はこちらからどうぞ →
【「セミナー開催にあたって」 トップダウンとボトムアップ 】
まず、このテーマを選択した理由ですが、非常に相談が多く、多くのクライアント様がお悩みを抱えていることを日々実感しているからです。
私が、これまで対応してきた経験・ノウハウが皆様のお役にたつのではないかと思い、このテーマにさせていただきました。
さて、セミナー概要について、これから色々お話しさせていただきますが、まず、私が考えている残業とメンタルヘルスに関する重要ポイントを説明します。
残業ですが、「残業手当の削減」と、「残業時間の削減」に関するご相談が多いです。
勿論、残業時間が削減できれば、残業手当の削減にはつながります。
ただ、中小企業、特に労働集約的な業種の中小企業では、残業時間を一気に削減することは難しく、法の許す範囲で、いかにして残業手当を削減すれば良いのかご提案することもあります。
しかし、これは小手先の対応であり、残業時間の削減がとても重要と考えております。
なぜならば、残業時間が長ければ、健康障害のリスクが生じることになり、その結果、場合によっては、過重労働→うつ病→自殺→企業の安全配慮義務違反という最悪のシナリオに結び付くかもしれないからです。
では、どうするか。
私は、トップダウンとボトムアップの両立が鍵とみています。
トップダウンは、社長名で残業削減について強く意思表示することです。残業削減を進める中では、現場の様々な抵抗が予想されます。「会社のために、残業して何が悪い。一生懸命働いているんだからいいんじゃないか」という理屈です。
この抵抗を防ぐには、社長の強い覚悟が必要です。
ある会社では、19時になると原則としてPCが強制的にシャットダウンするようにしました。
また、ある会社では、社長がある時間になると職場を回って電気を消してまわり、あちこちから悲鳴が上がっていたようです。
やるからには、これくらい徹底する必要があるということですね。
そして、ボトムアップですが、残業するのは現場ですから、現場から残業が発生する原因をつきとめて、改善することになります。
改善提案制度、小集団活動でもいいでしょう。
いずれにしても、改善意識を高め、それを全社的に共有することが大事になります。
セミナーでは、色々な対策事例を紹介したいと思います。
お楽しみにしていて下さい。
メンタルヘルスについては、次回説明します。
【セミナー内容】
セミナー内容は以下のとおりです。全て動画での概要解説があります。
第1部 残業対策
1. 残業トラブル急増中
最近の相談内容・個別労働紛争が増大・残業問題は特に注意・厚生労働省の賃金不払い残業対策・是正勧告と最終是正督促、退職した社員には要注意
→ http://www.sakamoto-jinji.com/101028-2seminar.htm
2. 残業に関する裁判研究
管理監督者・指示なし残業・年俸制・残業禁止命令・誤解しやすい残業手当未払い問題
→ http://www.sakamoto-jinji.com/101028-3seminar.htm
3. 残業手当の削減策
割増賃金とは、定額残業手当の導入、休日の定め方の工夫、改正労基法対策
→ http://www.sakamoto-jinji.com/101028-4seminar.htm
4. 過重労働対策
過重労働による健康障害の判断、過重労働による心理的負荷と精神障害、電通事件にみる企業の安全配慮義務、残業対策は現状把握から、他社事例、就業規則規定例
→ http://www.sakamoto-jinji.com/101028-5seminar.htm
第2部 メンタルヘルス対策
1. メンタルヘルストラブル急増中
毎年発生する30,000人の自殺者、うつ病の現状、精神障害等の労災認定状況、従来型うつと新型うつ、主治医の考え方、厚生労働省の動向(自殺・うつ病等対策プロジェクト・チーム、職場におけるメンタルヘルス対策検討会)
→ http://www.sakamoto-jinji.com/101028-6seminar.htm
2. パワーハラスメント・セクシュアルハラスメント対策
パワーハラスメント:事例研究、パワーハラスメントの現状と職場への影響、パワーハラスメントとは、パワハラに該当しないもの、パワハラの判断基準、パワーハラスメント防止規程
セクシュアルハラスメント:事例研究、セクシュアルハラスメントの内容、
事業主が雇用管理上措置すべき事項、言動に注意すべきこと、セクシュアルハラスメント防止規程
→ http://www.sakamoto-jinji.com/101028-7seminar.htm
3. 休職・復職対策
私傷病休職制度とは、休職発令、休職期間、休職を認めるか否か、受診義務、主治医の医療情報開示、休職期間中の病状報告、休職の通算制度、休職期間満了時復職できない場合(退職の問題)、休職期間を残しての解雇、会社の健康状態把握に対し社員が協力しない場合、休職期間満了時の自然退職、復職判断、主治医の診断書に疑問が生じた場合、主治医の意見を聴く、会社指定医の意見を聴く、事例研究
→ http://www.sakamoto-jinji.com/101028-8seminar.htm
4. 心の健康対策
ケチな飲み屋サイン、社内での信頼感と帰属意識の向上、対策(人事制度の活用、管理監督者対応、情報提供・教育研修、相談制度、積極的メンタルヘルス向上策)、就業規則規定例
→ http://www.sakamoto-jinji.com/101028-9seminar.htm
【セミナーの日程等】
○日時 2010年10月28日(木)10:00〜17:00(開場9:45)
2010年10月30日(土)10:00〜17:00(開場9:45)
※いずれも同一内容
○場所 株式会社アクティブ アンド カンパニー内セミナールーム
(東京都千代田区麹町2-2-31麹町サンライズビル4階)TEL:03−6231−9505
○定員 30名
○講師 人事コンサルタント・社会保険労務士・中小企業診断士 坂本直紀
○参加費 15,000円(税込)
【満足保証制度】 今回は「満足保証制度」を導入しました。
動画解説でもお話ししていますが、セミナーを行う人は、プロとしての自覚が大切と考えております。
なぜならば、セミナーに参加するということは、参加費の負担もさることながら、セミナー会場にいくまでの労力、セミナーを受ける時間が発生します。
参加費、労力、時間をいただくわけですから、当然、セミナーに来て良かったと満足していただく責任がセミナー主催者には発生します。
従って、セミナーのレジュメ、資料はもとより、話し方も含めて一生懸命対応させていただきます。
ただ、もしかすると、中には、セミナーに対して満足されない方もいるかもしれません。その場合は、一定の条件をクリアした場合に満足保証制度としてセミナー料金全額を返還します。
また、少額ではありますが交通費2,000円も負担いたします。
これで、コスト面でのご不安は解消いただけると思います。
満足保証制度についての詳しい内容はこちらからどうぞ
→ http://www.sakamoto-jinji.com/101028-10seminar.htm
【申込方法】
以下のURLからお申込み下さい。
お申込みフォームが開きます。
→ https://secure01.blue.shared-server.net/www.sakamoto-jinji.com/FormMail/sem201010/FormMail.html
FAXでのお申込みはこちらから(セミナーのご案内がダウンロードできます)
→ http://www.sakamoto-jinji.com/image/101030semina/2010seminarannai.pdf
電話(03−5431−3836)またはメール( info@sakamoto-jinji.com ) でもお申込みを受け付けております。
2010年10月28日(木)10:00〜17:00及び2010年10月30日(土)10:00〜17:00
両日とも定員は30名までとなっております。
会場の都合上、増員はできない状況であるため、先着順になってしまいます。
この点、ご了承のほど宜しくお願い申し上げます。
宜しくお願い申し上げます。
posted by haru at 12:55| 東京 ☔|
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