デフレの脱却は、重要な政策課題でしたが、景気の回復とともに、これが着実に進展しているとの見方を白書ではしています。
こうなれば、日銀のゼロ金利解除といった動きも気になることですが、まずデフレ脱却の動きがでてきたことはいいことです。
ただ、インフレになると今度は様々な問題がでます。一番大きいのは、高齢者ですね。年金は、原則として物価が上がれば、年金も上がる物価スライド制となっていますが、前回の年金改正時に色々調整されることになり、当面物価が上がっても年金が上がることは見送られています。
マクロ経済スライド等の細かい内容は、ここでは説明しませんが、私が思うに「当分年金は、下がることはあっても上がることはない。」ということです。
そうなると、年金収入は増えない。一方、物価が上がれば支出は増えます。特に生活必需品(食品や衣服等)は影響が大きいといえます。また、医療費の支出も加齢とともに増えてきます。
さらに、ここで消費税が上がれば、年金で生活している高齢者にとっては、大変です。
従って、高齢者にとっては、今後ますます厳しくなるといえます。ここで重要なのは、計画性です。「収入は、できる限り年金のみに頼ることなく、他の収入源を確保すること」、「支出も見直して、できるだけ無駄なものは削る」といった努力がいることになります。
日々の管理が重要です。
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